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キウイフルーツは睡眠の質に良い影響がある?研究4件からわかること

キウイフルーツ ・ kiwifruit ・ 最終更新:

hintl編集部 / ねむり研究室

睡眠ジャンル担当・研究整理

半分に切ったキウイフルーツ
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結論から言うと?

65/100

確信度: 中

睡眠の質については、ヒトを対象とした研究で、良い方向の報告が複数あります。

hintl のエビデンススコアは65/100(研究4件、確信度中)。

スコアは公開研究の数・質・一貫性だけから機械的に算出しています。広告や報酬は算出に影響しません。算出方法・このスコアを埋め込む

どんな人が対象の研究?

これまでの研究は、主に次のような人を対象にしています。

  • 睡眠障害のある成人 24名 (男性2名、女性22名)
  • 睡眠の質が良い者および悪い者の健康な若年男性
  • エリートアスリート

読むときに気をつけることは?

  • サプリメントは医薬品ではありません。持病のある方・妊娠中の方・服用中の薬がある方は、医師や薬剤師にご相談ください。

この記事の要点

  • キウイフルーツの摂取が、睡眠の質に対して良い影響を与えるという報告があります。
  • エビデンススコアは65で、信頼性は中程度です。
  • 睡眠に関する悩みを持つ方や、身体を動かす習慣がある方に関係する情報です。

キウイフルーツとは、果実の一種です。

ビタミンなどの栄養素を含む食材として、日常生活の食事の中で摂取されます。

キウイフルーツという果物が、私たちの眠りにどのように関わっているのかについて、これまでにいくつかの研究が行われてきました。現在までに4件の研究が報告されており、その中には信頼性の高いとされる手法を用いたものも含まれています。

これらの調査をまとめると、キウイフルーツの摂取は睡眠の質に関連している可能性が示唆されています。具体的には、どのような形で眠りに影響を与えるのかが研究のテーマとなっています。

研究の内容を見ていくと、3件の研究では(参加者をランダムに分けて効果を確かめる、信頼性の高い研究方法)という手法が用いられました。つまり、偶然による結果ではないかを確認するための手続きを踏んだ調査が行われているのです。全体を通してみると、48名が参加した複数の研究から、睡眠に関連する示唆が得られています。

キウイフルーツを食べることによって、具体的にどのような状態の変化が期待できるのでしょうか。いくつかの研究では、眠りの質に関する具体的な指標が調べられています。

一つは、寝つきや夜中の様子に関する研究です。睡眠に悩みを持つ成人24名が参加した小規模な研究(人数が限られているため、結果の広がりには注意が必要な調査)では、4週間毎日、就寝1時間前にキウイフルーツを2個ずつ食べた際の変化が観察されました。その結果、眠りについてから実際に眠るまでの時間や、夜中に目が覚めてしまう回数などが減少したという報告があります。つまり、寝つきの良さや、途中で目が覚めることの少なさが示唆されているのです。

また、気分との関連についても研究が行われています。健康な若年男性24名を対象とした調査では、新鮮なキウイフルーツまたは乾燥させたグリーン・キウイフルーツを夕食と一緒に食べた際のことが調べられました。ここでは、睡眠の質だけでなく、その時の気分にも良い影響を与える可能性が示されています。このメカニズムの一つとして、セロトニン代謝(脳内で働く物質であるセロトニンが、体内で分解されたり変化したりするプロセス)の変化が関係しているのではないかという考えも提示されています。

キウイフルーツの摂取による影響は、対象となる人の状況によって異なる側面が見え始めています。

例えば、エリートアスリートを対象とした研究では、1日に2個のキウイフルーツを4週間摂取した際の結果が調べられました。この調査では、睡眠だけでなく、リカバリー(運動などで疲れた身体の状態を元の健康な状態に戻すこと)に対しても、肯定的な影響を与えることが示唆されています。

また、栄養学の観点から、様々な食事の内容と睡眠の関係についても研究が進んでいます。キウイフルーツ以外にも、炭水化物を多く含む夕食や特定の栄養素など、食事が眠りに与える相互作用は広く検討されている分野です。このように、キウイフルーツは単独の食材としてだけでなく、日々の栄養摂取の一部として睡眠にアプローチする対象として注目されています。

研究データから見ていくと、いくつか留意しておくべき点も見えてきます。

キウイフルーツに関する報告の中には、(現象を一定期間じっくり見守って傾向を探る手法)に基づいたものも含まれています。 すべての研究が、厳密な比較試験によって証明されているわけではありません。また、研究に参加した人数は24名や48名といった規模であり、これらは社会全体の人々にそのまま当てはまるかどうかを判断するには、まだ十分とは言えない側面があります。

そのため、キウイフルーツを食べれば誰にでも必ず同じような変化が出る、と断定することはできません。個人の体質や生活習慣によっては、期待されるような結果が得られない場合もありますし、合わないという方もいるはずです。

研究デザイン対象者数期間主な結果
Asia Pacific journal of clinical nutrition(2011・PMID:21669584)ランダム化比較試験(RCT)24名28日間良い影響が報告された
Frontiers in nutrition(2023・PMID:36998905)ランダム化比較試験(RCT)24名不明良い影響が報告された
Nutrients(2023・PMID:37242157)ランダム化比較試験(RCT)不明28日間良い影響が報告された
Nutrients(2019・PMID:30979048)その他の研究デザイン不明不明良い影響が報告された

どんな人を対象にした研究?

研究では、睡眠障害のある成人24名(男性2名、女性22名)や、睡眠の質が良い者および悪い者の健康な若年男性24名、エリートアスリートを対象としたものが示されています。

対象には、睡眠に悩みを抱える成人、健康な若年男性、エリートアスリートが含まれています。自身の状況が研究の対象に含まれるかを確認する材料になります。

注意点・限界

研究の数は4件と限られています。

そのうち3件はランダム化比較試験(RCT)によるものですが、1件はその他の研究デザインによるものです。

対象者の属性が睡眠障害のある成人、健康な若年男性、エリートアスリートと多岐にわたる点にも留意が必要です。

キウイフルーツはどのくらいの量を食べるとよいのですか?

就寝1時間前にキウイフルーツを2個、または1日2個を4週間摂取するといった方法が報告されています。

キウイフルーツは睡眠の質にどのように影響しますか?

キウイフルーツは睡眠の質に良い影響があるという研究が報告されています。この結果の信頼性は中程度です。

乾燥したキウイフルーツを食べてもよいですか?

乾燥させたグリーン・キウイフルーツを夕食と一緒に摂取した場合でも、睡眠の質や気分に関連することが報告されています。

キウイフルーツは、睡眠の質や気分に関連する可能性がいくつかの研究から報告されています。エビデンススコアは65で、信頼性は中程度の結果といえます。ただし、研究の人数には限りがあり、すべての人に同じ結果が出るわけではないため、あくまで一つの研究報告として捉えることが大切です。自分自身の眠りの状態を知るために、セルフチェック診断もぜひ活用してみてください。

参考文献

このページの評価は、以下の査読付き研究にもとづいています(4件)。各リンクは一次情報(PubMed / DOI)に直接つながります。

  1. Acute effects of fresh versus dried Hayward green kiwifruit on sleep quality, mood, and sleep-related urinary metabolites in healthy young men with good and poor sleep quality. — Frontiers in nutrition, 2023
  2. The Impact of Kiwifruit Consumption on the Sleep and Recovery of Elite Athletes. — Nutrients, 2023
  3. Sleep and Nutrition Interactions: Implications for Athletes. — Nutrients, 2019
  4. Effect of kiwifruit consumption on sleep quality in adults with sleep problems. — Asia Pacific journal of clinical nutrition, 2011

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キウイフルーツは睡眠の質にどう影響する?

有望

65/100

確信度: 中

要点で見る

キウイフルーツは睡眠の質に良い影響があるという研究が報告されています(研究4件、信頼性は中程度)。

  • ヒトを対象とした研究 3件(参加者数が記録された2件で合計 48人/レビュー・メタ分析など1件は個別の対象人数を集計していません)
  • 対象: 睡眠障害のある成人 24名 (男性2名、女性22名)、睡眠の質が良い者および悪い者の健康な若年男性 など
  • 研究間で結果の方向はおおむね一致しています
  • 分かっていないこと: 観察期間の長い研究がまだ少ない
研究数
4件
RCT
3件
参加者合計
48人
スコア 65 の内訳を見る
研究デザイン基礎点
RCTあり
+30/40
RCT加点
RCT 3件
+15/15
研究数加点
研究4件
+8/10
参加者数加点
合計48人
+2/20
一貫性加点
ヒト研究の結果が一致
+10/10

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本記事は公開研究をもとに編集システムが作成し、編集責任者(平田拓也・合同会社AJARA代表)が管理しています。

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