この記事の要点
- マグネシウムは入眠までの時間に良い影響があるという研究が報告されています。
- 睡眠の質については、中程度の信頼性を持つエビデンスが示されています。
- 寝つきの良さや、睡眠の質を気にする方に向けた情報です。
マグネシウムは入眠までの時間を短縮させる可能性があるという報告があります。
一つは、24歳前後の男女16名が参加した3日間という短期間の研究です。この研究では、寝つくまでの時間が短くなったり、総睡眠時間が増えたりしたという結果が出ています。また、高齢者46名を対象に56日間行った試験では、睡眠の効率や、寝つきの良さに関わる指標に変化が見られたという報告もあります。
これらの研究は、(参加者をランダムに分けて効果を比べる、信頼性の高い研究方法)として行われています。
睡眠の質についても、良い影響がある可能性が示されています。
3,964名という多くの人が参加した、20年間の追跡調査(特定のグループを長い期間追跡して、要因との関係を見る研究)があります。この調査では、食事やサプリメントによるマグネシウムの摂取量と、睡眠の質との関連性が示唆されました。また、不安や不眠の症状がある人々を対象とした、系統的レビュー(過去の多くの研究を収集して、その結果をまとめた研究)では、睡眠に関する指標の改善が報告されていることがわかりました。
これらの研究は、(特定のグループを長い期間追跡して、要因との関係を見る研究)や、系統的レビュー(過去の多くの研究を収集して、その結果をまとめた研究)という形式で行われています。
研究によって、摂取する量や期間の条件はさまざまです。
例えば、35-55歳の睡眠問題のある成人80名を対象に、1g/日を21日間摂取した研究や、18-45歳の成人100名を対象に、2g/日を6週間(42日間)摂取した研究などがあります。
これらの研究は、ランダム化比較試験(参加者をランダムに分けて効果を比べる、信頼性の高い研究方法)に基づいて、特定の成分を一定期間摂取する仕組みで行われています。
研究によって、対象となる年齢層や人数が異なります。
研究には、参加人数が少ないものや、観察のみの結果も含まれています。
そのため、すべての人が同じように感じるとは限らず、効果が出ない人もいます。また、個人の体質によって、合わない場合もあります。
睡眠の質への影響はどのくらい確かなの?
研究2件において、睡眠の質に関連する指標の改善が報告されています。
エビデンススコアは74で、信頼性は中程度(中程度の確からしさ)とされています。
どんな人に向けた研究が多い?
35-55歳の成人や、高齢者、18-45歳の成人など、さまざまな年齢層を対象とした研究があります。
研究によって、対象となる年齢や人数が異なります。
短期間でも関係はある?
3日間という短い期間の試験でも、入眠までの時間に変化が見られたという報告があります。
研究の結果には幅があるため、人によって結果が異なる場合もあります。
マグネシウムは入眠までの時間や睡眠の質に関連する可能性があるという報告が複数あります。
今回の情報は研究に基づいたものですが、研究数が少ないものや、観察のみの調査も含まれています。
マグネシウムが自分に合うかどうか、セルフチェック診断で確認してみましょう。

