「訓練すれば短時間睡眠に慣れる」は本当か
毎日同じ時間に起きる練習を続ければ、体を短時間睡眠に慣らせるという情報がライフハック系の文脈で語られることがあります。
日中の機能を保ったまま短い睡眠時間で足りる「ショートスリーパー」体質は、ごく一部の人に限られる生まれつきの特性だと考えられています。多くの人が感じる「短時間睡眠に慣れた」という感覚は、体が睡眠不足の状態に主観的に慣れて眠気を感じにくくなっているだけで、記憶力や注意力への影響は測定上残っているという報告もあります。
「訓練すれば誰でも」という一般化と「ごく一部の人に限られる体質」という研究上の話には大きな差があります。「眠くないから足りている」と自己判断するのではなく、日中のパフォーマンスや体調の変化を目安にする方が現実的です。
